季節

父の日、いつ始まったの??由来を知ってありがとうを伝えよう!!

何となく見過ごされそうな父の日。

いつ頃から始まったのかよくわかりませんよね。

母の日が終わり、
街角でふと気が付いたら商店街やデパート、
ショピングセンターなどで
「Father’s Day」のポップが並んでいます。

母の日の続きでついでに行われている感じですが、
なぜ父の日は6月の第3日曜日になったのでしょう。
プレゼントはどんなものが良いのだろうか?

父の日は、知らないことが多いので
やはり忘れがちになりそうですね。

日本で父の日が始まったのは
今の母の日とあまり変わりませんが、
ちゃんとした由来を知ることで
父の日に対する思いも変わってきますよ。

それらをまとめてご紹介します。

父の日の由来

母の日と同じように父の日も
世界中でいろいろな日に催されています。

ヨーロッパのカトリック系の国々では
聖ヨセフ(キリストの義父)を
お祝いする日(3月19日)が父の日とされています。

ローマカトリック教会のあるイタリアでは
ゼッポレやピエネ、北イタリアではフリテッレという
お菓子を食べて家族で過ごし聖ヨセフを祝福します。

優しそうな催しですね。

とても「あま~い」父の日になるらしいですよ。

また、同じヨーロッパでもドイツでは
みなさんも一度は聞かれたことのある
イースター(復活祭)の40日後に行われる昇天祭が
父の日とされています。

イースターの催し日は毎年変わりますので、
ドイツの父の日は4月下旬から6月初旬の間の
どこかの木曜日に行われることになります。

母の日にとても近い日の年もあるでしょうから、
そんな年は休みが続いてとても楽しみかもしれないですね。

最近ではキリスト教を信仰する人が少なくなり、
祝いの行事ということがだんだん薄れて来ていて、
家族から感謝される日とする傾向が強くなっているそうです。

お父さん達は家族からお祝いをしてもらい、
また男性の日という意味合いもあるそうで
今日に限りたくさんお酒を飲んでも良いそうで、
とても楽しみにしているみたいですよ。

 

日本での始まりはいつ

日本での父の日の始まりは、
今の母の日と同じようにアメリカから入って来ました。

アメリカのソノラ・スマート・ドットという
女性が亡くなった父に感謝する日を
母の日と同じように作って欲しいと
1909年に牧師協会に嘆願しました。

当初、亡き父の6月5日の誕生日に
予定をしていましたが準備が間に合わず延期となって、
6月19日に開催されたそうです。

そしてこの日が第3日曜日だったことから
「父の日は6月の第3日曜」となりました。

しかし、なかなか広まりません。

1916年に、アメリカ合衆国第28代大統領
ウッドロー・ウィルソンが父の日の式典で
演説を行い広まるようになりました。

1966年には6月の第3日曜日を父の日として定められ、
ついに1972年に国の記念日として制定されました。

こうして1950年ころアメリカから伝わって来ましたが、
同じころアメリカにならって
母の日を再開したようには広まりませんでした。

やはり母の日はその前の歴史がありましたから
すぐに広まりましたが、
初めて伝わった父の日が広まるのは
難しかったようですね。

父の日が広まって行ったのは、
1981年になって「日本ファーザーズ・デイ委員会」が設立され
国民的行事を始めてからです。

日本ファーザーズ・デイ委員会のホームページはこちらから 
 ⇒イエローリボンキャンペーン FDC 日本ファーザーズ・デイ委員会

お父さんの似顔絵、作文などのコンクールの開催、
また著名人からベストファーザーズ賞を選ぶなどした
努力が実って、ようやく父の日も広まり始めました。

また、母の日と同じようにデパートやショッピングセンター、
商店街などで販売戦略の一貫として
盛り上げていったことも広げる要因となったのでしょう。

こうして父の日も市民権を得ていきました。

 

贈り物は何をプレゼントすればいい?

アメリカでは父の日に贈るものは母の日と似ていて、
亡くなられているお父さんには白い薔薇、
ご健在のお父さんには赤い薔薇を贈るのが一般的です。

これは、父に感謝する日を嘆願した
ソノラ・スマート・ドットが初めての式典で
亡き父に白い薔薇を贈ったことが始まりです。

ところが日本では黄色の薔薇を贈るのが一般的になっていますね。

それは、前述の「日本ファーザーズ・デイ委員会」が関係しています。

この団体が主催する「イエローリボンキャンペーン」で
黄色いリボンをお父さんの贈り物としようと広めたのが
黄色の薔薇になったと言われています。

黄色は「明るい、オープン」なという雰囲気と
昼間の太陽のイメージを表しています。

それらのポジティブな意味合いが受け入れられ、
定着したのではないでしょうか。

しかし、黄色の薔薇には「嫉妬」と言う意味もあり
近ごろではひまわりを贈る方が増えているそうです。

ひまわりの花言葉は「あこがれ、愛慕」です。

花の色も黄色でとても良いのではないでしょうか。

 

 

父の日に花を贈ることはこれで決まりましたが、
もうひとつお父さんが普段使われるものや好きなものを
花といっしょにプレゼントされたらどうでしょうか?

値段の高くないもので良いのです。

例えばネクタイやハンカチ、
小銭入れや通勤用のICカード入れは
どうでしょうか?

 

ご家族からのプレゼントはどんなものでも喜ばれると思いますが、
身近で使うものだと愛情も感じられてとても良いと思います。

 

また、普段仕事で遅くなり、
休日も仕事をされるお父さんもいらっしゃると思います。

そこでご家庭でも良いですし、
レストランでも良いですが、
家族で一緒に食事をするのはどうでしょうか?

ゆっくりお父さんと話をする機会も少ないでしょうから、
お父さんにとってもご家族にとっても
とても有意義なプレゼントになると思いますよ。

その時、感謝の言葉を書いたメッセージを
渡すとさらに効果大です!
とても喜ばれるでしょう。

 

まとめ

 

 

父の日が近づくと毎年、街角インタビューなどで
「家では父の存在感が少ないですね」と言ったような
答えをしているお父さんをニュースなどでよく見かけます。

メディアが作り出す印象かもしれませんが、
今日ばかりは父に感謝というような
雰囲気をつくっていますよね。

世間一般ではとかくお父さんは忘れ去られがち
というイメージ。

今年の父の日は6月20日です。

父の日の由来を知ったこの機会に、
いつも頑張っているお父さんに由来といっしょに
日頃の感謝の気持ちを 伝えてみませんか。

きっとすごく喜ばれますよ!