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睡眠薬が不要に?!原因と対策を知って快眠するポイントを解説!!

寝ようとしても眠れない、
これまでは何事もなく眠れたのに、 
布団に入っても寝付けない、

寝てもすぐに目が覚めてしまう。

 

このような症状で病院にかかれば、
睡眠薬を処方される方が多いのではないでしょうか?

 

「早く薬を飲まないで過ごせるようになりたい」、
「普通に眠れるようになりたい」など

悩みは尽きません。

 

少しでも気持ちを楽にするには、
睡眠薬や睡眠導入剤、睡眠改善剤のことを
よく知ること。

また不眠症などの睡眠障害とはどんな病気なのか、
知っておくことが大事ですね。

また睡眠障害を治療する睡眠薬のことも、
よく知ることで間違った使い方を
避けることができます。

症状をより良い方向へ向かわせることも
出来るでしょう。

より良い方向へ向かって行けるように
いっしょに学んで行きましょう。

 

 

Contents

睡眠障害(不眠症)とは?どんな症状か?

 

 

睡眠障害の代表的なものは「不眠症」ですが、
他にもさまざまな症状があり、
こんなにもあるのかと驚きます。

そんな「不眠症」を含めた睡眠障害の症状を
説明していきます。

 

睡眠障害の症状

不眠症

不眠症といっても千差万別。

なかなか眠れない人、
寝てもすぐ目が覚める人、
眠りが浅いために日中もずっと眠たい人など。

寝不足から来る疲れや注意力の低下など
さまざまな体調不良を引き起こします。

比較的若い方は少ないですが、
歳を重ねるごとに増加していき
男性より女性が多いと言われています。

人それぞれのタイプが不眠症にはありますが、
大きく分けて4つに分けられます。

 

不眠症のタイプ

  1. 入眠障害

    ベッドや布団に入ってから30分、
    1時間以上たってもなかなか寝付けない。

     

  2. 中途覚醒

    眠ることが出来ても、
    朝までに何度も何度も目が覚める。

     

  3. 早朝覚醒

    朝にセットしてある時計のベルの時間より
    何時間も早く目が覚めて、
    その後眠れない。

     

  4. 熟眠感欠如

    眠りが浅い時間がつづき、
    長い時間寝ていますが熟睡した感じがなく
    寝不足感が抜けない。

 

不眠症以外にも睡眠障害の症状は他にもありますので、
いっしょにご紹介しておきます。

 

過眠症、睡眠呼吸障害

過眠症とは夜に眠れているのに、
又は眠れているはずなのに、
日中に病的に眠気が来る症状です。

この症状には2つ原因があって、
ひとつは寝ている間に無呼吸になりその少しの間、
睡眠が妨げられて深い睡眠が出来ていない
「無呼吸症候群」と呼ばれる病気。

 

 

もうひとつは「ナルコレプシー」という病気で、
十分な睡眠をとっていても
昼間に突然眠気に襲われるという症状です。

体内で目を覚まし続ける役割のタンパク質を
作ることが出来なって起こります。

この過眠症は昼間に突然眠気に襲われ
居眠りをしてしまいますので、
車の運転を仕事にされている方や
機械のオペレータなどは
大きな事故を起こしかねないので
十分注意が必要です。

 

概日リズム障害

昼と夜の体内時計のリズムが狂ってしまい、
眠るときに眠れない、起きていないとけない時に
眠気がくるといった症状。

夜勤のある仕事など社会的要因や体内時計が
1日のリズムと合わなくなることが原因です。

夜勤の多い看護師さんなどがなり易いでしょう。

また海外に行き来をすると時差ぼけになりますが
これもそのひとつです。

睡眠時随伴症

 

寝ているときや眠りに就いてすぐ、
眠りから起きる少し前などに起こりやすい
夢遊病や歩き回ったりする症状。

突然寝ているときに大きな悲鳴や泣き声を上げる、
現実と間違うような怖い夢(悪夢)を見て
不安を感じてうなされたり目が覚めたりする。

主に子供さんに多く見られる症状です。

 

その他の睡眠障害

眠ろうとすると足がムズムズする、
虫が足を這うような何とも言えない不快を感じる。

また寝ているときに足や手がびくついて、
何度も目が覚めて深い眠りが出来ない
「周期性四肢運動障害」などがあります。

不眠症だけでも4つタイプがあるのに、
他にこんなにもいろいろな症状があるとは
あまり知りませんでした。

まだこれほどの症状にはなっていませんが、
なんとなく寝付けない寝不足を
感じている方へ対策を解説していきます。

 

寝る前にリラックスして眠る準備をしよう

「何となく寝付けないないなぁ」、
「最近、なぜか早く目が覚める」など。

なんとなく眠りが足らないと感じている方。

からだの病気をお持ちでない方は、
次のことを実践してみましょう。

  1. 温めのお風呂にゆっくり入る。
    なかなか寝付けない方は

    寝る前にゆっくりと温めのお風呂に
    入ったら気持ちもリラックスして
    眠り易くなりますよ。

  2. 寝る前にコーヒーや紅茶など

    覚醒作用のある飲み物は
    飲まないようにしましょう。

    寝つけないなど眠りが浅くなり
    目がさめやすくなります。

  3. 寝酒をやめよう。

    寝つきがよくなるイメージが強いですが、
    寝つきは早くなっても眠りが浅くなり
    目がさめやすくなります。
    特に深酒は禁物です。

  4. 寝る時に足もとを温める

    真夏の暑い時は別として、
    他の季節は足もとを温めると身体の血流が
    増して
    熟睡し易くなります。

  5. 寝るときに使う枕など自身にあう寝具を選ぶ。

    寝るときの寝具は思っている以上に大切。
    枕の高さ、柔らかさやベッドの硬さ、布団の重さなど
    自分にしっかり合わせたものにしましょう。

何となく寝不足と感じている方になら
十分効果があると思います。

ぜひ、試してみてください。

 

不眠症の原因を知ろう

 

 

不眠症の原因はストレスや心の病気、
からだの病気やクスリの副作用などが多いようです。

原因をまとめてみましょう。

  1. 不安やストレス

    受験や試験の出来栄えに対する心配。
    仕事で成果を上げようとする
    プレッシャー
    からくるストレス。

    生活に関する悩みや育児の悩み。

    学校や会社、サークルなどでの人間関係
    が上手く出来ない悩み。

  2. からだの病気

    高血圧や心臓病(胸苦しさ)、咳や発作など
    病気が睡眠を妨げる。

  3. こころの病気

    こころの病気は不眠をともなう病気で
    近ごろは不安やストレスから
    気が付かないうちに
    うつ病になってしまう方もおられます。

    単に何か眠れないと思っておられる方が、
    あまりに朝早くから目が覚める、
    朝は気力がないが夕方からは元気がでる
    などの症状がある方は要注意です。

  4. くすりによる副作用

    睡眠を妨げるくすりには降圧剤や甲状腺、
    抗がん剤があります。
    また風邪くすりなどに入っている抗ヒスタミン剤は
    昼間に眠気を誘うため、
    夜に寝ることに影響を与えることもあります。

    またくすりではありませんが、
    コーヒーや紅茶を寝る前に多く飲むと
    カフェインの覚醒効果で眠り難くなります。

  5. 生活リズムの乱れ

    夜勤の交代制勤務などにより
    体内の睡眠リズムが乱れやすくなる。

 

睡眠不足の原因が、
短期的な不安やストレスなら、
しばらくすると良くなったりします。

ですが原因が解決されないで長引いたりすると
不安がどんどん増して抑うつ状態になり
さらに不眠になってしまいます。

こうなると大変です。

それでは不眠が続くとどうなるでしょう。

 

不眠症になるとどうなる

 

 

不眠症になると集中力低下、
食欲不振などさまざまな不調が出てきます。

不眠状態が長く続けば続くほど寝ることに対して
恐怖心をもつようになり、
「眠らないといけない」
「今夜も眠れないかもしれない」
などと思い込みがはじまることがあります。

そうなると身体が緊張して呼吸も乱れ、
追い詰められた気持ちから
逃れられなくなります。

こうなるとご自分でもどうして良いのか
分からなくなってしまいます。

 

不安な場合はまず相談しよう

 

 

自分で解決出来ても出来なくても
抱え込むことは症状を悪化させるだけですから
絶対やめましょう。

かならず周りに相談するよう心がけて下さい。

不安や心配ごとはだれかに話をするだけでも、
心が軽くなったり楽になったりします。

ひとりで悶々と考えていると
余計に不安を感じますよね。

でもふたりで考えれば、
なんてことないと思えるかもしれませんよ。

また相談することで
漠然とした原因が
はっきりと分かって来ることも。

もし他のご病気で薬を服用されていたとすると
薬が原因かも?

と気付いてくれることもあるでしょう。

最近は不眠症の方が増えていると聞きます。

厚生労働省の「e-ヘルスネット」というサイトの
「睡眠と健康」には
「不眠症は国民病」と書いてあります。

厚生労働省「e-ヘルスネット」はこちらから
e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)

 

「不眠症は国民病」とはおかしな感じがしますが、
それくらい普通のことだと思えば
お医者さんにも気軽に相談できそうですね。

睡眠障害(不眠症)は精神疾患のひとつです。

眠れなくなったらすぐに、
ひとりで抱え込まずに
専門のお医者のカウンセリングを受けることが
最善の方法ですよ!

 

正しい睡眠薬の知識と不要中の注意について

 

もしかして睡眠薬を使うことへの抵抗感や
睡眠薬に対する過度な心配が、
あるのなら心配は無用です。

現在使われている睡眠薬は、
適切に使えばとても安全です。

薬を使うこと、お医者さんにかかることを
必ず治療方法の選択肢に入れましょう。

睡眠薬を使うと副作用や習慣があって
一度飲むと止められなくなるなど
必要以上に怖がる方がいらっしゃいますが、
病院の指示に従って正しく服用すれば
全くそんなことはありません。

睡眠薬にどんなものがあるか、
どういう作用するのかなど
睡眠薬に対する知識があれば
心配ごともが少なくなるでしょう。

睡眠薬は次のように薬の作用で
大きく分かれています。

睡眠薬はいわゆる睡眠薬と睡眠導入剤、
そして睡眠改善剤があります。

 

睡眠薬、睡眠導入剤

睡眠薬の中にも薬が作用する時間が
短いもの、普通、長いものがあり、
診察されたお医者さんが患者の症状に合わせて
処方してくれます。

寝つきが悪いけど
寝むったら朝まで起きない方(入眠障害)は、
作用の短いものを。

夜中に目が覚めて困る方(中途覚醒)には、
普通に作用するものを。

朝早く目が覚めて困る方(早朝覚醒)には、
長時間作用するものを処方してくれると思います。

睡眠薬の主な副作用は翌朝に
効果が持ちこしてしまうことがよくありますが、
副作用が少ない成分のものも出ていますので、
お医者さんとよく相談すると良いでしょう。

睡眠導入剤は特別早く睡眠効果があらわれることから
寝つきが悪く一度寝ると起きない人に
処方されることが多いです。

睡眠薬は夕食が終わって寝る前に飲むのが正しい飲み方。

また良くなって来たからといって
勝手に薬の量を少なくすることや、
効かないからと多く飲んだりすると
必ず逆効果を起こしますので注意しましょう。

急に睡眠薬を減らすと
突然不安になるなどの精神症状と
手足の震えをなど身体症状があらわれることがあります。

反対に多く飲み過ぎると
ふらつきや記憶が飛んだり
依存性が増したりしますので
とても危険です。

どちらにしても自分の判断で
睡眠薬を調整することは
やめましょう。

 

2010年から体内内時計のリズムを改善する
メラトニン受容体の睡眠薬が出ました。

人の体は目覚めて光をあびるとメラトニンが急速に減って、
14~16時間たつとまた分泌されます。

この仕組みを利用した睡眠薬で、
これまでの睡眠薬と比べて副作用が少ないのがメリットです。

しかしこの薬の特徴として効果が出るまで
時間が掛ります。

ゆっくり効いてくる薬なので1ヶ月くらいは掛かると
思っておられた方が良いではないでしょうか。

 

睡眠改善剤

睡眠改善剤とは一般薬と同じように
薬局で買える薬です。

この薬は風邪くすりに入っている
「抗ヒスタミン剤」の
副作用である
眠気効果を利用した薬です。

薬局で買える薬だからといって
気軽に飲むことは
いけません。

もともと眠気効果が強い薬ですので、
風邪気味で飲んだ風邪くすりと
睡眠改善剤を両方飲むと
2倍の量を飲んだことになり
眠気が急にくることがあります。

夜に寝る前なら良いのですが、
日中だと車の運転や機械類の操作は
とても危険なので
決して2重に飲まないよう
注意しましょう。

ここまで睡眠薬のことを説明してきましたが、
睡眠薬を飲む時に絶対にやってはいけないことを
まとめておきます。

  1. ちょっとだからと

    人からもらった睡眠薬を試しに飲んでみる。
    お医者さんから自分に処方されていない薬は、
    睡眠薬に限らずもらったりしても
    けっして飲まないで下さい。

  2. 少し良くなったからとか、

    効かないからとかで自分勝手に
    睡眠薬を減らしたり増やしたりすると
    重い副作用が出てしまいます。

    お医者さんの指示どおりに飲んで下さい。

  3. 睡眠薬を寝る前にお酒といっしょに飲む。
    これも副作用が強くなりますので、
    お酒といっしょに飲むことは絶対止めて下さい。

 

睡眠薬不要の生活に戻るために生活を見直そう

 

 

睡眠薬をうまく使って睡眠を改善してこられた方も
徐々に睡眠薬に頼らない生活に戻りたいと
思われるのではないでしょうか。

不眠症にならないようにためには、
規則正しい生活をすることが一番良いとされています。

「寝る前にリラックスして眠る準備をしてみよう」
の見出しの中ですでに述べた、
「寝る前に半身浴など温めのお風呂に入る」、
「寝酒をしないようにする」、
「布団に入ったら足を温める」は

睡眠薬を使わない生活に戻すための
6つの提案の中にもしっかり入っています。

これから規則正しい生活を取り戻す6つの提案をしますので、
ぜひ実践して見て下さいね。

症状が良くなることはあっても悪くなることはありません。

寝る時間、起きる時間を一定にする。

体内時計の調整や夜更かしや
寝坊をしない習慣を
付けましょう。

 

  1. 睡眠時間を決めない。

    何時間寝ようではなく寝る時間が少ない時は、
    寝坊するのではなく
    お昼寝をしてカバーしましょう。

  2. 起きたら太陽の光をあびる。

    太陽の光を浴びることで、
    今から起きることを身体に知らせて
    体内時計を調整することが出来ます。

  3. 適度な運動をする。

    適度な運動は肉体疲労をさせて眠りを
    誘ってくれます。

    但し激しい運動は逆効果です。

  4. 寝る前にリラックスを。

    寝る前に半身浴など温めのお風呂に入ることは
    とてもリラックスをさせる効果が高く
    副交感神経が活発になり
    眠りにとても良いことが
    分かっています。

  5. 寝酒はやめましょう。

    眠りには良さそうな感じですが、
    眠りが浅くなり逆に早く目が覚めることが
    多くなります。

    特に深酒は禁物。

  6. 寝やすい環境づくりをしましょう。

    足を温める(寒い時期に有効)、
    まくらの高さや、
    布団やベッドの硬さや照明のことなど
    自分に合った環境にしましょう。

まとめ

 

ここまでをまとめると次のようになります。

 

  1. 睡眠障害は

    「不眠症」以外にも
    「過眠症」や「睡眠呼吸障害」、
    「概日リズム障害」、「睡眠時随伴症」、
    「その他の睡眠障害」の6つ。

  2. 不眠症の症状は、

    「入眠障害」、「中途覚醒」、
    「早朝覚醒」、「熟眠感欠如」の4つ。

  3. 寝る前にリラックスして眠る準備をする。

    温めのお風呂にゆっくり入りリラックスする。
    寝るときに足もとを温かくする。

  4. 不眠症になったと感じたら、

    ひとりで抱え込まず、
    周りの信頼できる人に相談するなど、
    迷わず専門医の診察を受ける。

  5. 睡眠薬のことを正しく理解し、

    お医者さんの指示通りに使うことが、
    効果的で睡眠薬の不要に早くつながる。

  6. 睡眠薬を使わない生活をとりもどすには

    生活を見直しリズムのある
    規則正しい生活をする。

大切なことはひとりで考えこまずに、
気軽に周りの方やお医者さんに相談して、
あせらずゆっくりと気持ちを楽にして行きましょう。

きっとうまく行きますよ。